2015-08-18

2015.08.16　BABYMETAL　Summer Sonic 2015　大阪　レポ・感想.

　ひめたんを観た翌日はサマソニ大阪ですぅちゃん！BABYMETAL×野外フェスは最高だということを再確認したすばらしいライブでした。

セットリストは以下の通り。

１．BABYMETAL DEATH

２．メギツネ

３．ド・キ・ド・キ☆モーニング

４．あわだまフィーバー

５．Catch me if you can（神バンドソロから）

６．ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト

７．Road of Resistance

８．ギミチョコ!!

９．イジメ、ダメ、ゼッタイ

　前回も書きましたが、やはりあわだまフィーバーは恐ろしい曲でした。

野外フェスが似合うアイドル

　BABYMETALが出演したのはマウンテンステージ。前日の東京公演に引き続き入場規制がかかったようです。この日の天候は曇り時々雨で、気温も高くなく比較的過ごしやすい一日。時折舞い上がる砂埃や、通り雨がまるでステージの演出かのようで、野外ステージらしさたっぷりです。

　今回改めて感じたのは、BABYMETALには野外フェスが似合うなということ。まずはSU-METALの声質。とにかくよく抜ける声なのです。高音でもキンキン耳に引っかからない。これが開放的な空間との相性が抜群なのです。そして、声質が良いだけでなく、しっかり声量もある。広い会場でバンドサウンドに埋まることなく響き渡ります。

　さらにはダンス。私はかなり後方からまったり観戦していたのですが、遠くから見てもキレキレで美しいんです。MIKIKO先生の振り付けは、ダンスと音との一体感、動きが音に乗っている感じが特徴的だと思うのですが、だからこそノリが非常にいい。視覚的な楽しさと聴覚的な楽しさが融合している。そしてこれはもちろん3人のダンススキルの高さがあってこそ成せるものであります。振りが大きいが決して大雑把ではなく、また音にしっかり合っているから遠くから観ていても楽しめる。

　そしてなんといってもSU-METAL、YUIMETAL、MOAMETALの3人の度胸。あれだけの場数を踏んできた猛者です。サマソニといえど、雰囲気にのまれてしまうことはありません。野外フェスにはアクシデントがつきもの。今回もマイクやイヤモニなどのトラブルはなかったようですが、突然の通り雨を受けて、ギミチョコの間奏でMOAMETALが「雨に負けんなー」と客席を煽るなどそのアドリブ力、瞬発力の高さには脱帽です。SU-METALも観客を乗せるのが上手くなり、ギミチョコだけでなく、新曲でありまだ公式に音源の出ていないあわだまでも観客に歌わせます。最近は徐々に煽る時の文句も定型でなくなってきて、SU-METALの感性やその時の気分に合わせてやっているようです。これからより一層自由になっていくとおもしろいですね。

　元々のファンだけでなく、はじめて見に来た音楽好きなども多い中、そうした人たちも含め、会場全体を盛り上げるだけの力がBABYMETALには備わっていると思いました。彼女たちがこれほどまでに世界で評価されているのには、メタルとアイドルとの融合というおもしろさだとか、コンセプトの一貫性だとか、もちろんそういう面もあるかもしれないが、なによりもその根底に実力があるんだということを再確認しました。

　そして、この日の夜、多くのメイト・父兄を興奮させたのがこの画像。

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それはアリアナ・グランデとのズッ友写真。アリアナといえば由結ちゃんの憧れのアーティスト。アリアナに会いたいとずっと言っていた彼女ですから、これは彼女の夢が叶った写真なのです。実力でアリアナと同じ舞台に上って掴んだ夢です。本当によかったね！

2015-07-30

2015.07.29　BABYMETAL　APOCRYPHA -Only The FOX GOD Knows-＠TSUTAYA O-EAST　レポ・感想

　久しぶりの更新となってしまいましたが、今回はBABYMETALのファンクラブ（THE ONE）会員限定ライブに参戦してまいりましたので、その感想をお届けします。

セットリスト

　28日と29日の2日間にわたって開催された今回のOTFGKライブですが、事前に参加者に簡単なネットアンケートが実施され、その結果に応じてセットリストが決められたようです。

【28日】

１．イジメ、ダメ、ゼッタイ

２．いいね！

３．あわだまフィーバー

４．ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト

５．Catch me if you can

６．ド・キ・ド・キ☆モーニング

７．新曲

８．4の歌

９．紅月‐アカツキ‐

１０．ヘドバンギャー！！

１１．Road of Resistance

【29日】　

１．BABYMETAL DEATH

２．ギミチョコ!!

３．あわだまフィーバー

４．ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト

５．Catch me if you can

６．ド・キ・ド・キ☆モーニング

７．新曲

８．メギツネ

９．4の歌

１０．紅月‐アカツキ‐

１１．Road of Resistance

　だいたい一緒でしたが、赤字の部分が違っていました。いつも通り『紅月‐アカツキ‐』と『悪夢の輪舞曲』、『4の歌』と『おねだり大作戦』が日替わりになるかと思っていましたが、ロンドとおねだりは今回セットリストから落ちてしまいましたね。共にソロ曲（BLACK BABYMETALはソロではないが）なので、票が偏ったのでしょうか。それとも運営の策略なのでしょうか。キツネ様のみぞ知る…。気になっちゃってどうしよう～♪

　今年発表された２つの新曲『あわだまフィーバー』『違う（仮タイトル）』も披露されましたが、これが素晴らしかったんですよ。あわだまフィーバーでは、まだ公式に音源が発表されていないにも関わらずSU-METALが客を煽って歌わせていました。このあたりはファンクラブ限定ライブならでは、ですかね。

　個人的に、この2曲ってすごくBABYMETALらしい曲だなと思うんです。BABYMETALといえば「kawaii」と「メタル」の融合が醍醐味なわけじゃないですか。ギミチョコがYoutubeで再生回数3000万回を超したことが最近ニュースにもなっていたわけですが、それはギミチョコがBABYMETALのエッセンスが詰まった曲だからということが関係していると思うのです。MIKIKO先生振り付けのかわいくて癖になるようなダンス、SU-METALの歌声、YUIMETAL・MOAMETALの合いの手（スクリーム）、キャッチーなメロディとへヴィなバンドサウンド。BABYMETALを知らない人に1曲だけオススメするとしたら、ギミチョコは必ず候補に挙がるはずです。そして『あわだまフィーバー』『違う』もそんな曲になると思います。かわいくてへヴィ。イジメやRoRなどもBABYMETALの代表曲といえますが、ネックなのが曲の長さです。その点、今度の新曲はちょうどよい。メタルレジスタンスに大いに貢献すると思いますし、ぜひMVを作って欲しいです。

小さな箱でのライブ

　1月のさいたまスーパーアリーナ、6月の幕張メッセと大きな箱でのライブがもはや当たり前のようになってきたBABYMETALですが、こうして小さな箱で定期的にライブをやってくれるのはありがたいですね。大きな箱は音響もあまりよくありませんし、何よりも見えない。たとえば、紅月でSU-METALの美しく力強い歌声が響き渡って巨大な空間と大観衆を支配していく様などを体感できるのは大きな箱ならではだと思うので、決して大きい箱がダメというわけではありませんが。

　TSUTAYA O-EASTなら後方でも肉眼でステージが見えます。それに音響もよい。そして客側から見えるということは、逆にステージ側からも客が見やすいということです。BABYMETALの3人や神バンドの4人も積極的に客席とアイコンタクトをとっていました。私は上手側にいたので、MOAMETALが客席の一人ひとりを確認するかのように視線を投げかけたり、シンガロングを聴くためにイヤモニを外したりする様子が見えました。また、大村さんがずっと歌っていることや、BOHさんがドラムソロのときにシンバルを素手で叩いて遊ぶ様子なども確認できておもしろかったです。

BABYMETAL

　3人からは余裕というか自信のようなものを感じました。表情が見やすかった分余計にそう感じたのかもしれません。MOAMETALが表情豊かなのはよく言われることですが、SU-METALやYUIMETALもニヤッとしたかと思えばかっこよくキメたり、表情がコロコロ変わって、楽しんでいるようでした。ダンスは相変わらずキレッキレ。ウキミを観るとダンスのキレや、3人（特にYUIMETALとMOAMETAL）のダンスが揃っているのを確認できますね。ヘドバンのインタビューでも答えていましたが、あの曲のダンスは難しいですからね。YUIMETALとMOAMETALのダンスは細かいところも揃っていて美しかったです。また、新曲の『違う』は、SU-METALの歌の上手さを存分に引き出す曲だと思いました。SU-METALといえばメタルの中激しいバンドサウンドの中にあっても突き抜ける声質や声の伸び（特に高音）が称賛されることが多いですが、曲調にあわせて歌声を変える能力や、リズム感の良さも並外れたものだと思うんです。『違う』でも跳ねるようなリズムの歌声が非常に気持ちいい。あわだま共々はやく音源を出して欲しいです。

　今回もBABYMETALの3人はかわいくて、パフォーマンスも素晴らしく、神バンドの演奏は強烈で最高のライブでした（という稚拙な感想を書くのは何度目だろうか）。次に参戦するのはサマソニ大阪です。どんなステージを見せてくれるのか楽しみです。　